塩灸

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

今回は古くから伝わる方法を、出来るだけ現代風に使いやすくしてみようと思います。
当院は大阪府ですが、京都府に近い大阪府です。歩いて大阪府と京都府の府境に到着できます。
京都府に近いので、竹林がたくさんあるんです。
だから、竹細工を趣味にしてる方もたくさん居られます。
そんな方に協力してもらい竹を使っていくつかお灸の道具を作っています。

お灸は日本にいつ定着したのか?

701年の大宝律令の「医疾令」で灸と鍼の学習が定められました。平安時代には「医心方」の中にヨモギの薬効と灸療法の解説がされています。

日本に伝わる前から考えたら2000年以上前もほぼ変わらないお灸療法です。もう塩灸をしてる治療院は少ないと思います。

僕は塩灸を手軽に行える様に、竹と革で自分なりに考えて作ってみました。

 

竹と革

竹と革

革を下に敷いて固定します。(ヤギの革を使っています)

革をはる

革をはるピーンと革を貼ってゴムで止めます。

革を巻く

革を巻く

蝋引き糸で革を縫います。

完成

塩灸完成

周りに革を巻いたら完成です。

塩灸の器と粗塩

先ず必要なのが「あらじお」ですね。

「あらなみ」の「あらじお」です。

いくつか試してみた結果この塩を選びました。

●天枢に塩灸を据える

塩灸に塩を敷く

薄く粗塩を敷きます。

実際に灸を据える

実際にはこんな感じで使用します。

こんな風に粗塩を竹の中に敷きます。

これ、乾燥した塩だと熱くなり過ぎるので粗塩や適度に水分を含んだ塩が良いですね。

実際に試したら、この塩が程よく熱が伝わって心地よかったです。

※塩を直接お臍に敷いて、その上にお灸を乗せるのが本来のやり方です。

天枢

神闕(しんけつ)→お臍の上にあるツボ

※禁鍼穴(きんしんけつ)なので、鍼をこのツボにするのは禁じられています。

昔は臍(へそ)を中心にお腹を上下に分けて考えていました。

臍より上を「天」臍より下を地面に対応させて考えていたんです。

※神闕はお腹を温める効果で、内蔵の動きを良くして、便秘や冷えなどに効果的です。

臍の左右によく使われるツボがあります。「天枢(てんすう)」→天の中心と言う意味です。内蔵機能を高めて全身の調子を整える(免疫を高める)ツボです。

※神闕(しんけつ)と天枢(てんすう)を温めることを目的に塩灸をすることが多いです。

◆最後に◆

鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。

鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。

小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。

あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。

 

大阪府三島郡島本町水無瀬2-1-1
三島郡島本町、水無瀬の鍼灸院ならだるころ治療院. 肩こり 腰痛に心地いい整体とはり きゅうをお届けします。

tel:075-962-0088→スマホなどでタップすると、電話が発信出来ます。

だるころニュース
だるころ 過去ブログ