プチ東洋医学9

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

 

今回もご訪問頂きありがとうございます。

古典的な東洋医学の記事を読んでくださってる方は、自然に受け止めて下さっていると思います。

今まで古典的な東洋医学の記事を読まれていない場合は「なんで?ツボを刺激したら改善するの?」などの疑問も有ると思います。

そこで、古典的な東洋医学の記事を読んでもらって….と言いたいところですが、かなりそれには時間が掛かるので、今回は最初に分かりやすく東洋医学の説明をしてみます。

その後に「肌荒れに効果的なツボ刺激」をご紹介します。

陰陽論

陰陽論の図

いつでも月と太陽は地球を挟んで反対側にいる

中国哲学には万物の基礎をなし、交互に作用する2つの力に「陰陽」という考え方があります。

人間は自然、社会から影響を受けながら生活しています。

逆に考えると人間は自然や社会に影響を与えているのです。(それが良いか悪いか別にして….)

一日は常に動き変化しています。生物の一生、四季など、世の中の関連性と変化性の2つの観点から陰陽と深くつながっています。

対立しあうものでもあり、協力し合い存在するものでもあり、時の流れと共に変化し一定のリズムで調和を保っています。

僕たちが昼を感じてるなら、地球の裏側は夜です。水は氷になり、寒い冬も時間と共に暖かい春へと移り変わります。

全てのものが質的に変化して陰から陽へそして、陽から陰へ動いていきます。

陰陽は本来相対的なものであって、決して固定されてはいません

陰陽のバランスを取ると言う視点が大切だと言われています。

 

五行論

東洋医学では、例えばめまいやメニエールなどの耳に現れる症状は、腎の弱りと考えています。

治療としては肺を養生します。

相生関係(お互いに助け合う)、相剋関係(お互いに制御しあう)の5要素はお互いを助けお互いをコントロールしています。

相生関係は分かりやすいと思います。木は土から養分を奪い、土は水を堰き止め、水は火を消化する。

ある要素の力が強すぎたり、弱すぎたりすると、制御と抑制のバランスが崩れて深刻な問題になります。

それは五志(七情)と言われる感情も例外では有りません。

それぞれの感情が強すぎると病気や不健康の原因になると言われています。

「腎」を補っているのは「肺」と言うのが下図で分かると思います。

これは自然界に季節の移り変わりから生まれた「五行論」によるものです。

具体的な現象に基づいて世の中の仕組みを現しています。

肌を休ませる

 

一年中紫外線が降り注いでいます。自分が思ってるよりも肌は紫外線を浴びて疲れています。

紫外線を浴びると、肌は乾燥するだけでなく、血行を滞らせて皮膚トラブルを招きます。

大気汚染が著しい環境で長時間さらされ続けた肌の癒しを求める声が聞こえませんか?

肌はとっても正直なので、胃腸障害や便秘、睡眠不足などの不摂生がダイレクトに現れます。

肌荒れを起こしてしまったら、休ませてあげることが大切です。

隠そうとしてはいけません。厚化粧で隠すことは出来るかも知れません。

しかし、身体にやさしいライフスタイルを見直して、ツルツルの美人肌を目指す方がオススメです。

ツボの押し方

 

合谷からスタートして、下から上になでる様に上がっていきます。

手先(末端)からスタートして心臓(中心)に近い方にマッサージを行うのが、血流を良くする基本的な動作です。

5回くらい繰り返し行いましょう。(右5回・左5回)

一日に1回このツボ刺激をすると、効果的です。

同時に、合谷も刺激しましょう!

合谷の図

※親指でグリグリ刺激します。あまり痛いのを我慢して押し過ぎないで下さい。

人差し指の付け根側に実際のツボ(経穴)はあります。

ツボの押し方

リンパの流れ

 

血液の循環を良くするのと共に、リンパの流れも活性化させます。

押し方はもう分かって下さってますか?

自分の指を痛めない様に「指角」が基本です。

 

足ツボの図

※腎臓・尿管・膀胱は基本的に足ツボの時は必ず行います。

足ツボの押し方

※指角を上手に使って、ゆっくり滑らす様にツボ刺激しましょう!

POINT1  指角でギュッと押さえて

POINT2  そのまま滑らせて

POINT3   もう一度ギュッと押します!

少し範囲が広いので、ゆっくり滑らせるように押して下さい。

ゆっくり5回~6回程度繰り返し行います。

新陳代謝を促がして、老廃物を排出する大事なところへのアプローチ

※本来なら直接(耳の裏側から喉へ)アプローチするのですが、自分で行うのは難しいので足ツボを上手く利用しましょう。

●血液の流れだけじゃなく、リンパの流れも活性化する。

 

健康のために歩くことが良いとよく言われます。特に現在はコロナ禍での運動不足が深刻化していますからね。

足は第2の心臓(ふくらはぎ)といわれ、心臓から一番遠い足裏の刺激は血液を心臓に戻して、血行を良くします。

また、リンパの流れを活性化できるのでしっかりと足裏にある「耳・甲状腺」などを刺激します。

リンパ自体の流れは特になく、静脈の流れに便乗するか運動によって流れるので、運動不足によってリンパの流れは滞りやすいのです。

言い方は悪いですが、身体の下水道管の役割を担っているのがリンパの流れなんです。リンパの流れを整えることで、老廃物を排出することにつながります。

足裏の刺激が体に効果が有ることが少し分かってもらえたと思います。

◆左右非対称◆

 

リンパの流れは「左右非対称」が大きな特徴と言えるでしょう。

右側と左側では違う経路をたどり心臓へと流れ込むのです。

左右対称だと思って流れを整えている人も多いと思います。

右側のリンパは、右腕と右上半身のリンパが右リンパ本幹に集まっています。

その後、右鎖骨下静脈に流れていきます。

心臓があるからこその構造だと考えられています。

左側のリンパの始点となるのは、両足先の毛細リンパです。

そこから足の付け根の鼠径部のリンパ節に集まり、骨盤からのリンパと合流し、腰リンパ本幹となります。

腰リンパ本幹は、腸からの腸リンパ本幹と合わさり、更に太いリンパとなります。

最終的には、左リンパ本幹(胸管)を通り、鎖骨下の静脈角へと流れ込んでいきます。

流れ方も上から下では無いのに注目です。

少し図にした方が分かりやすいですかね?

リンパの流れの図

 

※肌ツヤを良くする方法はツボ刺激だけではありません。

抹消血管の循環を良くすることで、肌の調子を整えることも出来ます。

ご興味があれば、こちらも覗いて下さい。

高圧酸素ルーム

少し長くなりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
 
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