◆二十四節「10月の過ごし方」◆
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
10月には二十四節の「寒露」・「霜降」があります。
寒露(かんろ)は「霜になりそうな冷たい露」の意。秋もいよいよ深まって暦の上では「晩秋」を迎えます。長雨が終わり、澄んだ秋晴れが広がるため、屋外での活動が気持ち良い時期です。
霜降(そうこう)は霜(しも)が降りる頃という意味です。霜降の頃から収穫されるりんごや、柿、秋鮭などが旬を迎えます。食べすぎに注意し、ほどほどの運動と食事を心がけましょう。木々が色づき始めるこの時期、霜が降りる光景や紅葉を楽しみましょう。
●10月の養生ポイント
秋の収穫もピークを迎え、農家は忙しい時期ですね。このころ、奈良・春日大社参道脇の鹿苑(ろくえん)では「鹿の角切り」という伝統行事が行われます。
☑読書を楽しむ:中国の詩人・韓愈(かんゆ)が書いた詩「燈火稍く親しむ可く(とうか ようやく したしむ べく)」という一節があり、秋が読書にふさわしい時期として定着しました。
☑紅葉を楽しむ:一年でもっとも紅葉が楽しめるのが特徴。葉っぱが緑から赤に変わる様子を、じっくりと観賞する過ごし方もおすすめです。
☑旬の食材を味わう:冬になる前に秋の味覚を楽しめるラストチャンス。産卵の時期を迎える “秋鮭” や歯応えと甘味が特徴の “柿”ですね。
●中医学の考え方
前月と体を整える感じは特に変わりがありません。
燥邪から肺を守るために、のどや肺を潤す食材を摂取するなどの記述があります。
☑肺を労わる
肺が乾燥に弱いので、呼吸器の疾患や皮膚の乾燥のケアを心掛けて下さい。
☑冷えを予防する
昼と夜の気温差が大きいため、上着を羽織るなどで寒さ対策が必要な時期です。冷気から身を守って下さい。
●食べ物を考える
寒露の頃に旬を迎える食材と言えば、松茸やしいたけ、舞茸などのきのこ類ですね。旬のしいたけは香りがよく、肉厚なのも特徴です。また、魚でぜひいただきたいのが、シシャモ。卵を蓄えるメスは「子持ちシシャモ」と呼ばれ、焼いて食べれば、プチプチした歯ごたえのある卵の食感が味わえます。
霜降の頃は残り少ない秋に意識を向けて、旬の味覚を堪能しておくのが良いと思います。秋鮭は、産卵のために川に戻ってくるのでさっぱりとした味わいで人気があります。
また、りんごは霜降の頃から収穫が始まるものが多く、柿は出荷の最盛期を迎えます。
出荷の最盛期を迎える柿は、ビタミンCを多く含み、冷え込んできて体調を崩しやすい霜降の時期に嬉しい果物です。
●漢方の提案
当院のアドバイザー薬剤師YOSHIKOからの提案
10月は夏の疲れが出る「秋バテ」や、秋の花粉症、乾燥による呼吸器系の不調などが気になりやすい時期です。
10月頃は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉が飛散し始める時期です。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):胃腸の働きを整え、吐き気や食欲不振を改善します。
※みぞおちのつかえ感、胸やけ、ゲップ、吐き気、食欲不振、下痢や胃腸の不調など幅広く使われる漢方薬です。
口内炎や二日酔いなどで処方されることもあります。
逍遥散(しょうようさん):ストレスや気分の落ち込み、自律神経の乱れなどにも用いられます。
※気の巡りと血(けつ)を補うときに処方される漢方薬です。更年期障害やPMS(月経前症候群)、ストレスなどによるイライラ、肩凝り、不眠にも効果的です。
基本的には滞っている「気」と不足した「血」を整えることで、全体の調整をはかります。
小青竜湯(しょうせいりゅうとう):くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、秋の花粉症に最も一般的に用いられる漢方薬です。
※サラサラした水様性鼻水、くしゃみ、アレルギー性鼻炎、花粉症に効果的です。体を温めて体内の水のバランスを整えるこてで症状を改善していく漢方薬です。
●HPに挿入してるInstagram動画について
動画について、はてなブログで知り合いになったくろいぬさんの「二十四節覚え方」を使って、動画を僕が作成したワード絵を使って投稿しています。
音楽はお馴染みのハニーズpちゃんの曲を使わせてもらってます。
◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
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三島郡島本町、水無瀬の鍼灸院ならだるころ治療院. 肩こり 腰痛に心地いい整体とはり きゅうをお届けします。
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