二十四節「9月の過ごし方」
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
9月には二十四節の「白露」と「秋分」があります。
白露(はくろ)とは朝の光に白く輝く露のことを、古の人は「白露」と表現しました。きらきらと輝く露の美しさを表したものには「銀露 (ぎんろ)」「月露 (げつろ)」など色んな表現がありますね。
秋分 (しゅうぶん)は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる頃です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、日中の暑さも秋分の頃には和らぎ始め、秋の気配が深まっていきます。空には秋雲がたなびくようになり、本格的な秋の訪れを感じられる季節です。
●9月の養生ポイント
空気が澄みはじめ乾燥しやすい時期です。
乾燥し、冷えた空気が急に肺に入ると呼吸器系のトラブルが起きやすくなります。さらに、乾燥で粘膜が弱り、咳やのどの痛みに悩まれる人も居ると思います。忘れられがちなのがお肌の乾燥ですが、この時期は、冷え対策や乾燥ケアをしっかりと行ってください。
お風呂上りの保湿は念入りに行いましょう。また、水分補給も忘れずに。体の外側だけじゃなくて、内側もしっかり潤すことが大切です。
また、気候的に気圧が下がることで体内に水分が滞り、むくみや頭痛が起こりやすくなります。むくみケアには塩分を控えて、カリウムや食物繊維が豊富な食べ物がむくみの解消に効果的です。
●中医学の考え方
中国では、秋は乾燥した大気(燥邪)の影響で肺や呼吸器系、皮膚、大腸を傷めやすい季節なのです。
●睡眠について
早寝早起きを心掛けて、十分な休息をとって体を潤して下さい。
●運動について
不安や心配ごとを和らげるために、適度に体を動かすと気分が良くなるので有効な時期です。
●精神について
寂しい、憂いの感情が強くなりやすいため、悲しみや妬みを避けて心を平穏に保つことが大切です。
●食べ物を考える
さんま:秋の味覚を代表する食材の一つです。
さんまをはじめとした青魚にはDHAやEPAが多く含まれています。高血圧や動脈硬化などの予防にも効果が期待されます。
イチジク:ビタミンB群やカルシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルがバランスよく含まれています。ペクチンなどの水溶性食物繊維が腸内環境を整えてくれ、コレステロール低下にも役立ちます。
かぼちゃ:夏の終わり頃に収穫し、少し置くと適度に水分が抜けて甘味が凝縮され美味しくなります。胃粘膜を保護し免疫力を高めてくれるβ―カロテンが含まれているのがいいですね。血流をよくしてくれるビタミンEなども豊富に含まれていますので、この時期は積極的に皮ごと食べましょう。
●漢方の提案
当院のアドバイザー薬剤師YOSHIKOより
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
秋ばてを克服し、感冒・インフルエンザを予防のために効果的な漢方薬です。インフルエンザの予防にワクチンがありますが、ワクチンも万能ではありません。
麦門冬湯(ばくもんどうとう)乾いた咳や痰の切れにくい咳、のどの乾燥感に用いられる漢方薬です。※麦門冬湯は不足している「水」を補うことで気管支を潤し、乾いたせきや気管支炎などの症状を改善します。
●HPに挿入してるInstagram動画について
動画について、はてなブログで知り合いになったくろいぬさんの「二十四節覚え方」を使って、動画を僕が作成したワード絵を使って投稿しています。
音楽はお馴染みのハニーズpちゃんの曲を使わせてもらってます。
◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
大阪府三島郡島本町水無瀬2-1-1
三島郡島本町、水無瀬の鍼灸院ならだるころ治療院. 肩こり 腰痛に心地いい整体とはり きゅうをお届けします。
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