耳鳴りでお困りではないですか?
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
耳鳴りは、過度のストレスが原因と言われることが多いと思います。
確かにストレスでも耳鳴りを発症することがありますが、高血圧(特に糖尿病の場合)などの循環器系の疾患で起こる事も有ります。
また、外耳炎や中耳炎など耳自体の病気で耳鳴りを経験することも有ります。
耳の不調で耳が聞こえにくい(難聴)の前兆として耳鳴りを訴える方もおられます。
外界からの音が無いのに、金属音や風の音、水の音など色んな音が耳の中で聴こえるようです。
●耳周囲の血行不良
耳の疾患以外で起こる耳鳴りの原因の多くは、耳周囲の血行不良です。
耳から頭皮にかけて筋がかなり硬くなってる事が多いです。
人によっては、耳周囲から頭皮にかけてマッサージや鍼治療することで改善する場合もあります。
耳鳴りを長期に感じている場合は、全身に気・血・水(津液)の流れを整える必要があります。
ストレスをなるべく感じない様に心掛けて、耳のリンパの流れを良くすることで改善する場合がほとんどです。
●耳鳴りに効くツボ1
先ずは、手の甲に小指と薬指の間にある「中渚(ちゅうちょ)」と言うツボを紹介します。
東洋医学では、血液を頭部に持ち上げる力が不足する事がめまいの原因としています。
今回紹介する「中渚」と言うツボと「翳風(えいふう)」と言うツボを使う事が多いです。
ただし、その使われ方には違いが有ります。
一気に体の水分が奪われる「熱タイプ」には紹介している「中渚」が使われることが多いです。
更年期障害のめまいに効果が有るツボなので、実際の使った事がある方もおられるかも知れません。
痛みを感じやすいツボなので、加減しながら押してください。
●耳鳴りに効くツボ2
ツボの取り方が難しい場合は、耳の前にある三角形の突起(耳珠)の前に指をあてて、口を開けるとくぼむところを探して下さい。
※ツボを無理に押し込むと痛いので、綿棒などを使って加減して押すと心地いい刺激が得られると思います。
「聴」は聴覚の意味、「宮」は要所と言う意味なので、耳鳴りや音が聞こえにくいなどの症状に使われることが多いです。
耳の症状だけでなく、顎関節症や疲れ目などにも良く使われます。
●耳鳴りに効くツボ3
「翳風(えいふう)」:耳たぶの後ろのくぼみ
※「翳」は耳の形に似ているのでこの漢字が使われています。「風」は声とか「音」に通じるので耳の不調を感じた場合はこのツボが使われることが多いです。
最初の説明で更年期障害のめまいや耳鳴りの「熱タイプ」には中渚と言うツボを使いますが、「冷タイプ」にはこの翳風が使われます。
一回1秒×20回押してください。
※耳の周囲は強く押し込むと痛むツボが多いです。優しく指をあてて円を描くように刺激してみてください。
「聴会(ちょうえ)」:耳珠の前方、聴宮の下
※耳は「聴」を司る。「会」には集まると言う意味があります。聴覚機能の衰えを感じた時に使うツボです。耳鳴りにも効果的です。
一回1秒×20回押してください。
「耳門(じもん)」:耳珠の前方斜め上にあるくぼみ
※耳の入口と言う意味です。自律神経の不調を整えるのに当院では良く使っているツボです。
耳周囲のツボは近年「リフトアップ」や「小顔効果」などで使われる様になりましたが、耳門はストレスや疲労などの耳鳴りによく効きます。耳門をゆっくり押して自律神経を整えると心地いい感覚が得られると思います。
●熱タイプと冷タイプ
更年期障害には「熱タイプ」と「冷タイプ」があるとよく言われます。
「熱タイプ」:大量の水が直ぐに減ってしまうイメージです。焦げ付きやすい感じです。
●肌や髪の毛が乾燥ぎみ
●比較的やせ型
●口が渇きやすい
●便秘症
●せっかちでイライラしやすい
「冷タイプ」:火が弱すぎてなかなか水が温まらないイメージです。いつまでも水が残っている感じです。
●むくみやすい
●ぽっちゃりしている
●冷え性
●胃腸を崩しやすい
●あまり動けない
●落ち込みやすい
※熱タイプの場合は中渚(ちゅうしょ)、冷タイプの場合は翳風(えいふう)を使うと効果的です。
◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
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