腰痛の良くある症状

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

 
厚生労働省が行った『平成28年国民生活基礎調査』では自覚症状の状況をチェックしています。
病気やけが等で自覚症状のある者〔有訴者〕は人口千人当たり 305.9(こ
の割合を「有訴者率」という。)となっている。
有訴者率(人口千対)を性別にみると、男 271.9、女 337.3 で女が高くなっている

特に腰痛の有訴者が増えているので、目標値を定めて腰痛改善に努めています。
「健康日本 21(第2次)」の目標 足腰に痛みのある高齢者の割合の減少(千人当たり)
目標値:男性 200 人 女性 260 人と報告されています。

平成28年国民生活基礎調査

 

男性は腰痛

自覚症状をどこに感じているのかを「男性」からグラフで見ていきましょう。

腰痛(有訴率)男性

女性は肩こり

次に女性の自覚症状を見てみましょう。

肩こり(有訴率)女性

※症状別にみると、グラフから男では「腰痛」での有訴者率が最も高く、女では「肩こり」が最も高く、次いで「腰痛」となっているのが分かります。

10人に1人が腰痛

1,000人あたり、男性は約90人、女性は約115人が腰痛の症状があった事が分かります。

つまり、これは約10人に1人が、普段から何かしらの腰痛を感じていることになります。

しかし“腰痛”と一言に言っても、全て一括りで「腰痛」とは言えないと思います。

なんとなく腰が重かったり、違和感を感じたりするレベルの人から、腰が痛くて動くことも出来ない人まで様々な症状があります。

何度かお伝えしていますが、85%は原因が分からない「非特異的腰痛」です。

原因が分からない腰痛のグラフ

今まではこの様にお伝えして来ましたが、画像検査が発達したこともあって実際に原因が全く分からない腰痛は22%程度と言う報告も有ります。

レントゲンやMRIの結果から、原因の細部までは分からにしても、多くは椎間板(骨の骨との間のクッション)に原因があるだろうと言われています。

具体的には椎間たり、椎間板が大きく膨れたり飛び出したりして、分かりやすいものも有ります。

しかし、椎間板に変化が有ってもあまり自覚症状が無い場合も有ります。

総合的に考えて腰回りの椎間板と言われるクッションの役割部分が、適正な位置からずれてしまうことで腰痛につながっているケースが多いことは確かなようです。

また、椎間板が適正な位置にないことから、周囲の神経を圧迫することで神経痛を発症しているケースもあります。

腰痛のメカニズム

以前にも説明しましたが、椎間板とは背骨の一つ一つの間に挟まれたクッションです。
アイキャッチ脊柱

椎間板は、主に2つの構成物によって形成されています。

髄核の挿絵

椎間板は、主に2つの構成物によって形成されています。

髄核(ずいかく)とその周りにある線維輪(せんいりん)です。

※髄核はゼラチン状の組織です。

ゼラチン状なので、身体を前かがみにすると腰の髄核は後ろに移動します。

このように、髄核は、腰の動きによって移動します。

線維輪が傷ついても、外に髄核が出ない限り痛みを感じることは基本的には無いと言われています。

ただし、髄核のズレが大きくなって線維輪の外側までつく破ってしまうと腰痛を感じる様になります。

痛みが出る時の椎間板の図

これこそが、腰椎椎間板ヘルニアといわれる状態です。

●栄養不良による腰痛とその他の腰痛の違い

栄養のバランスが乱れていることによって、腰痛を悪化することがあります。

このブドウ糖が必要以上に体の中に存在すると、たんぱく質を結合してAGE(糖化最終生成物)という物質を作り出します。

このAGEは骨や軟骨、筋肉、じん帯などを劣化させてしまいます。

※パンケーキ、食パン、焼きおにぎり、お好み焼き、タコ焼き・・・。タンパク質と糖質を含む食材を加熱すると褐色になりますが、これらはすべてメイラード反応によるもので、AGEが大量に発生します。

AGEが体内で増えると、線維輪が劣化してもろくなってしまいます。

線維輪がもろくなると、背骨が動いて椎間板の中心にある髄核がずれた時に、繊維輪を容易に傷つけやすくなります。

そのため過剰な糖質の取り過ぎは、腰痛を引き起こしやすくなると言われています。
バランスが悪い食事が引き起こす腰痛は、現代病と言っても過言ではありません。

しっかり骨を丈夫にするカルシウム、ビタミンD、マグネシウムが不足しないように摂取することが大切です。

普段の生活で猫背などを長時間続けていると、髄核が外へ押し出されて、線維輪をジワジワと傷つけてしまい、腰痛につながっていくなど分かってもらえたと思います。

そのため、髄核がずれてしまっている人は、髄核を適正な位置に戻す腰痛体操を行うことがオススメです。

腰痛対策や腰痛体操は今まで沢山記事の中で紹介しています。

興味のある人は是非「コロナ禍での健康アドバイス」を覗いてみて下さい。

◆最後に◆

 

鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。

鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。

小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。

あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。

 

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