舌診(舌でわかること)

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

舌は望診の中では特に重要な診断方法です。

舌は本体の舌質とその上にはえている苔(こけ)のようなもの舌苔(ぜったい)に分けて観察します。

臓器の虚実を識別することができ、舌苔を観ることで胃気の清濁と外部の性質を識別することが出来ます。

この舌質と舌苔を観察することで、病気の性質、正気と邪気の消長の状態を知ることが出来ます。

舌質

白色:舌質が淡泊なのは虚寒証です。(まれに凄く出血してる場合や、ひどい貧血の場合も有ります)

紅色:舌尖の紅は上焦の熱が盛んな場合、あるいは心火上炎です。肝臓の周囲に熱がたまっていると、舌の縁(へり)が紅色になります。

えび茶色:体のかなり深くまで邪熱がまわっている状態です。(体の深部まで病が身体をおかしている)

紫色:どす黒い紫は血のめぐりが悪い状態です(瘀血)・淡い紫は陰証の場合です。

藍色:藍色の場合は乾いている場合(熱証)も滑らかな場合(陰証)も病が重大であることを意味しています。

舌苔について

舌苔は主に三色(白・黄・灰黒)に分類します。

白:白く粘りがあって滑らかな場合は内に湿気の多い痰がこもっている状態です。舌苔が白く厚い状態で粘りがあると湿邪が激しいことを示しています。

黄:淡い黄色で乾いている場合は病が表から裏へ進行しつつ有ります。黄色で粘りがある場合は湿熱で有ることが分かります。

灰黒:灰色で薄くなめらかな場合は陰寒です。黒で乾燥してると熱が盛んなことが分かります。

舌質と五色の関係

言葉だけでは分かりにくいので、図で説明するとこんな感じになります。

舌質と五色の関係

 

舌苔と三色の関係

舌苔についても図で説明した方が分かり易いと思います。

舌苔と三色(白)
舌苔&三色黄色

舌苔灰黒&三色

●健康的な舌

健康的な舌は舌質は柔らかい感じで、湿潤している。全体的に明るい赤色をしています。

舌と五臓の関係

 

 

◆最後に◆

 

鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。

鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。

小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。

あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。

 

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