二十四節「7月過ごし方」

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

 
7月には二十四節の「小暑」と「大暑」があります。
小暑 (しょうしょ)は長く続いていた梅雨もそろそろ終わりを告げる時期です。小暑と次の暦である大暑を合わせたおよそ1ヵ月を、一年で一番暑い期間ということで「暑中」と呼びます。

大暑 (たいしょ)は梅雨明け直後の最も夏らしく暑い時期です。夕立ちや雷も多く、気温もこれからどんどん上がっていきます。梅雨明け後の10日間は「梅雨明け十日」と言われ、一年で最も暑さが厳しくなる頃です。夏バテ防止にうなぎを食べる「土用の丑の日」も、この頃です。
 

7月の養生ポイント

気温の高い日が続きます。一年で最も暑さが厳しくなります。何より気を付けたいのは熱中症ですねぇ~。時間のある日は無理せず昼寝をして過ごすことをお勧めします。日ごろお世話になっている方へ暑中見舞いを書いたりする方は少なくなっていると思います。たまには、お中元をゆっくり選ぶなんて言うのも有意義に過ごせそうですね。
梅雨が終わるといよいよ真夏の季節。暑いために冷たいものを食べたり飲んだりしがちで、脾胃の水分代謝が悪くなり、胃腸の働きが悪くなりやすいです(高齢者や体力のない人は注意が必要です)。後ろにずれこんだ火(心)の季節なので暑邪に侵されやすく、さらに蒸し暑い日本では湿邪を伴うため、「暑湿の邪」への対策が必要となります。
涼しく過ごすために生活に「水」を取り入れてはいかがでしょうか?金魚やメダカを飼うのもアクアリウムセラピーとして癒しに繋がります。水槽の中の小さな気泡を眺めているだけでも涼やかな気分になります。造花を水の中に浮かべる「水中花(すいちゅうか)」なんかもいいですね。工夫して暑いこの時期を乗り切りましょう。
※冷房にも気を付けて冷やしすぎないようにしましょう。水分補給は一気に飲まず、ゆっくりと補うようにしましょう。

中医学の考え方

夏の暑さが体にもたらす影響を「暑邪(しょじゃ)」という病因としてとらえています。
この「暑邪」によって体調を崩している場合は適切に対策すれば未然に防ぐことが出来ると思います。
7月の養生ポイントに対策は既に書かせてもらいました。
暑邪の特徴として、暑い→陽性が強い。熱→上昇しやすい。大量に汗をかく→「気(エネルギー)」・「津液(体液)」を消耗する。
これらのことを考えると、症状として「のぼせ、だるさ、発汗過多、イライラ、頭痛、食欲不振」など理解出来ると思います。
暑邪は「心(しん)」と関わりが深いので、血流や精神活動が乱されると、不眠や集中力の低下、情緒不安定などの症状が出現しやすくなります。

※「暑邪」は「湿邪」とあわさると、「湿熱(しつねつ)」という不調を引き起こすと言われています。

 

食べ物を考える

旬を迎える魚は、ハモですね。主に関西で取引される魚で、京都や大阪の夏を印象付ける風物詩となっています。産卵を迎えた6月~7月が最も美味しい旬と言われています。
暑いと食欲が落ちますが、苦みや冷たく口当たりのいいメニューで夏バテしないようにしたいですね。夏を乗り越えるための「暑気払い」には、冷麦、そうめん、ビール、瓜、甘酒などが昔からの定番です。
今回は「瓜」に注目して、ゴーヤーなんてどうでしょうか?ビタミンが多く「夏野菜の王様」と言われています。苦みが夏バテ予防に効果的なんですよ!
小暑の時期、京都では『くずまんじゅう』という生菓子を食べますねぇ~。葛の根は葛根(かっこん)と呼ばれ、解熱薬として古来から珍重されてきました。

漢方の提案

当院のアドバイザー薬剤師YOSHIKOより
 
清暑益気湯(せいしょえっきとう)
※食欲不振には補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 夏の代表的な漢方薬です。「夏の暑さで、汗をかいて、口が乾いて、なんか食べたくないなあ。という時にもってこいの漢方と言えます。
生薬を見てみると、「人参」と「黄耆(オウギ)」という生薬が入っております。
人参(ニンジン)は朝鮮人参のことで内面(胃腸)を元気にさせる効果と黄耆(オウギ)はマメ科の植物の根っこでエネルギーの補充をする漢方薬です。

五苓散(ごれいさん)
むくみ・めまいや頭痛・悪心や嘔吐など、五苓散は代表的な「利水剤」です。
溜まるところには溜まっているのに、足りないところにはないという「水毒」の状態を利水といいます。悪いところの水を追い出して必要なところにまわす。そんな漢方薬ですね。
「口が乾いて、吐き気がする」とか「お腹を下しているけど尿が減っている」「水分摂りたいたいけどムカムカする」など、そんな時は胃に溜まっている水分を早く巡らせて、口の渇きを癒すことが大切です。
上記の症状を観ても分かる様にこの五苓散は二日酔いにも効果的です。

※動画について、はてなブログで知り合いになったくろいぬさんの「二十四節覚え方」を使っています。
音楽はお馴染みのハニーズpちゃんの曲を使わせてもらってます。

●HPに挿入してるInstagram動画について

動画について、はてなブログで知り合いになったくろいぬさんの「二十四節覚え方」を使って、動画を僕が作成したワード絵を使って投稿しています。
音楽はお馴染みのハニーズpちゃんの曲を使わせてもらってます。

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◆最後に◆

鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。

鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。

小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。

あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。

 

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