●松葉杖の基礎知識●

●松葉杖について

 

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こんにちは。今日はどんなお話ですか?

今日は松葉杖の話だよ!

 

 


 

今回も訪問して下さりありがとうございます。

今回も杖の事を書きたいと思いまず。以前一般的に良く使われる「T-字杖」の事を書きました。

「T-字杖」

 

少し長くなりますが、使用を間違えるとかえって大けがに繋がるのでしっかりした説明が必要だと思います。

常に使う杖ではなく、転倒して骨折した時や何らかの理由(捻挫など)で足に体重を掛けれない場合に使う松葉杖です。

脚への体重負荷を制限(または禁止)したい場合によく用いられます。

しかし松葉杖を教える側も・松葉杖を使用する側も難易度が比較的高く、重要な部分ですのでゆっくりお付い頂けると嬉しいです。

杖の長さ調節や扱い方の説明は外来診療で行われる事が多く、理学療法士(PT)をはじめとした医療従事者には迅速性と正確性が必要になります。

しっかりと、理学療法士などの指示に従って松葉杖の練習を行ってほしいと思います。

一般的な時間

先ずは、骨折や捻挫などでギブス固定やシャーレなどで固定した後に、リハビリ室で松葉杖の練習をすることが多いと思います。

若しかしたら、診療時間外の場合は看護師などが行う事も有ると思います。

だいたいリハビリで松葉杖の指導をする時間は40分位でしょう。

足に負担を掛けずに歩く練習・松葉杖を待って座る練習・そこから椅子を使って床に寝る練習・松葉杖で段差や階段をクリアする練習・最後は実際に屋外を歩いてみる訓練へつなげます。

これだけの作業を40分で行うのはかなりテキパキ行わないと時間が足りません。

十分な時間を確保できない場合は大きなケガに繋がるので、時間に追われながら指導を安全かつ迅速に行うことが求められます。

 

基本情報が大切

◆年連・性別・体重・身長

<年齢>

年齢によって説明する時間が多少変わります。幼い子供だと時間が掛かります。また、60歳を超えると説明を丁寧に時間をかけてすることが

必要になってくると思います。

※もちろん経験上で個人差があることも分かっていますが、年齢はおおよその説明時間の目安になります。

<性別>

女性は筋力が足りなくて、松葉杖がうまく使えないなんて経験もしたこと有りました。

特に70代くらいになるとかなり平地歩きだけでも難しい場合もあります。

完全免荷(片足を完全に浮かせる)指示の時は松葉杖を無理に練習させる必要があるのか?

そんな検討も必要になるかもしれません。

<体重>

肥満傾向であれば難易度はさらに高くなります。身長との比率にもよりますが、80kgを超えると要注意です。

体重を手と片方の足で支える場合が有るので、体重がネックになる場合も有ります。

状態が悪化する様なら松葉杖を選択すべきではないかもしれません。

もし転倒した場合は体重が重いと致命的な損傷になる可能性もあります。

バランスを崩して頭をぶつけるなんて事もないとは言えません。

<身長>

今の松葉杖は高さ調節する所に目安の身長が書いて有ったりします。

メーカーによって多少異なるかも知れませんが、目安のサイズを記載しておきます。

子供:SSサイズ

155㎝未満:Sサイズ

155~175㎝:Mサイズ

175㎝以上:Lサイズ

おおよその目安が上記4項目で分かりますので、時間の短縮に繋がります。

松葉杖歩行で安全に帰宅し、在宅生活を送って頂くための指導・練習を短時間で完了しなくてはならないので「基本的な情報」はとても大切です。

体重のかけ方

これは骨折の仕方や程度によって異なります。

◆完全免荷:脛骨骨折(骨折した足に体重を掛けてはいけない)

◆部分荷重:足先の骨折(中足骨・足趾の骨折)踵は地面に接地しても良い。

部分荷重の指示には1/3荷重・2/3荷重など体重の割合で指示がでる場合も有ります。

例えば60kgの場合  1/3荷重なら20kgは患側に体重を掛けても良い。2/3荷重なら40kg荷重出来るので片方の松葉杖にて歩行が可能です。

※逆に足首の捻挫などで「つま先を少し付いても良いよ」なんて指示が出ることもありました。

これら体重の乗せ方に関しては、レントゲンで骨の状態を確認してから決定することが殆どです。

勝手に「このくらいなら大丈夫だろう!」と思って体重を掛けない様にして下さい。

骨折の場合は骨を確認せず、もう体重を掛けても大丈夫とは絶対になりません。

X-P(レントゲン)で骨が癒合していることを必ず確認すると思いますので、勝手に体重を掛けるなどはしてはいけません。

外傷だけでなく?

松葉杖って聞くと、骨折や捻挫がメインですよね。

しかしその他の情報も大切だったりします。

例えばDM(糖尿病)の患者さんが、歩行中低血糖を起こすなんてケースも有ります。

内科的な疾患で運動後疲れやすいとか、連続した運動は極度に疲れるとか….。

呼吸器疾患や心疾患の情報が必要な事も有ります。

なるべく身体の情報は前もってお伝えしておくと対応もスムーズに行えます。

●ケガをした時の状況(受傷起点)

 

どんなところでケガをしたのか?転倒したときはどんな状況だったか?

しっかり伝えておくとよいと思います。

実際に転倒した状況と同じ場面で足が前に出ない。また転倒するかも知れない。そんな不安が付きまといます。

転倒後症候群と言って、杖を突いていて転倒したことで歩けなくなる人もおられます。

杖を持つのが怖くなってる場合は、無理に松葉杖の練習をする必要はないと思います。

松葉杖をずっと使う人はほとんどいません。期限が限られているなら、車椅子でしばらく過ごす方が安全な時も有ります。

どんな状況で転倒したかなど、とても重要な情報になります。

●松葉杖以外も確認が必要

 

「ギブス障害」

外来でギブス固定しました=安全とは限りません。

ギブスをしてから、足が腫れることも有ります。

自分の脚を確認して下さい。

◆足の指の色が変色してませんか?(紫色や土色になってませんか?)

◆指先の感覚は有りますか?

◆足先に痺れた感覚は有りませんか「?

◆足の指を動かせますか?

脚のギプスは指先が少し露出しているので、帰宅してから確認して下さい。

もし、上記の様な異変が有った場合は再受診が必要です。

 

松葉杖は生活スタイルによって多少練習する項目が変わって来ます。

通学や通勤が必要。住宅が和式スタイルなのか洋式スタイルなのかでも変化します。

状況に合った松葉杖の使い方を練習する必要が有ります。

今回だけでは書ききれないので、また改めて松葉杖の記事を書こうと思います。

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