●運動療法●

★リハビリテーション

今回もご訪問頂きありがとうございます。

今回はリハビリテーションについて書こうと思います。当院でもマヒの患者さんが来られるようになっています。
理学療法士として20年ほどですが、マヒで困ってる方が病院以外でも継続して治療できることなどを含めて記載していきます。

歩行の獲得

PTにとって最も主要な課題は….片麻痺の場合歩行の獲得です。

今回は右の片麻痺患者さんについて書きます。脳は左半球優位で、右片麻痺の患者さんが多いので取り上げています。

当院に来られる患者さんはいったん病院でリハビリが終了になった患者さんですので、発症6か月以降になります。

この時期はマヒの回復が促進される時期ですか?それとも皮質間の新たなネットワークの興奮性を高める時期ですか?

この部分に関しては重要になります。6か月以降なので、今まで獲得した動作機能(ネットワーク)を強化する時期です。

「シナプス伝達の効率化」をMAINに治療するのが妥当と僕は考えます。

ボツリヌス療法やt-PAについても興味が有る場合はCheckして下さい。

※t-PAはプラスミノーゲン・アクチベータと呼ばれる薬剤です。2005年に認可されました。

血栓を溶かす作用を持ちます。それまでの血栓溶解薬は投与しても十分に血栓を溶かせない→大量に投与する→逆に出血を引き起こすなど悪循環な部分が有りました。そこで遺伝子組み換えによって作られたt-PA製剤

もちろん出血しないわけでは無いが、比較すると出血する率が少ない薬剤です。

脳梗塞を発症して3h以内で無いと基本投与が出来ないなど、条件が伴わないと投与出来ないので、あまり頻繁に使われる薬ではありませんが….。

 

片麻痺の歩行パターン 3type

 

  1. 麻痺側の腰を後ろに引く形で健側を前に出すように歩くパターン
  2. 麻痺側を伸ばしたまま外側にぶん回して振り出す歩行パターン
  3. 麻痺側の足を地面につく時にドスンドスンと強く押し付ける歩行パターン

この3タイプが多いのでは?

1パターンはなぜこのような歩き方になったのでしょうか?

健側よりも麻痺側が前に出せない→やや前かがみになる→麻痺側を斜めに開く

杖をついている人は杖をついているにも関わらず、麻痺側の踵に体重を乗せてつま先には体重が掛けない状態です。

〈絵で確認〉

麻痺側への体重移動が少なめで、体重をせっかく麻痺側に移動したと思ったら腰を後ろに引いて骨盤に体重をかけてしまいます。

麻痺側の下肢で体重を受けられない。つま先で体重を支えられない感じがするから、ずっと後方で体重を受ける歩き方を獲得してしまった様です。そして、足を前に出す場合、後方で支えたいので膝をロックする形で体重を支えようとします。健側に頼って歩き続けた結果健側に意識を集中して、健側中心に体を動かし、歩行習慣がついてしまった。

急性期の時になぜ?体重を麻痺側にWS(ウェイト シフト)する訓練をしなかったのか?原因は急性期に有ると言われているパターン

じゃ?リハビリはどうするの?

麻痺側の腰をまっすぐに伸ばす!!WS(ウェイト シフト)する前に自然に立った位置を調整する。(均等に体重を乗せる)

それでは、リハビリの仕方をLet’s TRY!!

 

リハビリテーション

●手すりにつかまって真っ直ぐに立ち、麻痺側の腰を真っ直ぐに伸ばす運動をします

1.両足の爪先に均等に体重をかける様にします

2.腰を前に突き出す様にして背筋を伸ばします

3.麻痺側の肩が前に突っ込まない様に肩を引いて背筋を伸ばします

4.顎を引いて背筋を伸ばします

5.この姿勢を維持できる様に練習します

 

動かすことがリハビリではありません!!

Static「静止」することをまず獲得することがPOINT!

歩けるから歩かせるの?

姿勢が悪いまま歩かせ続けたら、どうなるの?

出来ない動作はあくまで出来ない!!

上手く歩けない人は歩かせてもあるかせても、綺麗な歩容は

獲得できませんよ!

その状態から健側の爪先に体重を乗せながら麻痺側の膝を軽く曲げ伸ばしします。

 

1.姿勢を良くした状態←→2.麻痺側下肢のつま先にギューっと体重を乗せる

●片足立ちの練習!

 

1.麻痺側の爪先に体重を乗せる様に意識しますが踵は浮かせない様に気をつけます

2.麻痺側の腰が後ろに引けない様に前に突き出す様にします

3.麻痺側の肩が前に突っ込まない様に後ろに引いて背筋を伸ばします

4.顔は正面をしっかりと見ます

5.健側の足を軽く持ち上げて床から離します

片脚立位は大切ですよ!!

姿勢を良くした状態で行ってもらいます。

●麻痺側の足へのステップ練習

 

麻痺側の足を一歩前に出し、その足に体重をかけるように腰を前に出します。

このとき肩や頭を前に突き出さないように背筋を伸ばします。

顔は顎を引いて正面をしっかりと見ます。

麻痺側の爪先に体重を乗せる様に意識しますが踵は浮かせない様に気をつけます。

※当院では中枢性マヒの方が来られた場合は理学療法士が対応します。また、鍼治療も硬くなった筋肉を和らげる効果が有りますので、必要な場合は鍼灸師が対応します。

安心して運動が行えるように一人一人対応しています。

※一部、健康に関する記事をBLOGでも掲載しています。
だるころBLOG

tel:075-962-0088→スマホなどでタップしてもらえれば、当院に繋がります。

 

豊中の治療院でも水曜日に運動指導を行っています。

※実際に中枢性マヒの患者さんと運動してる場面です。