昔の人達が考えた自然と人間の繋がり
※黄帝内経(こうていだいけい)をベースに記載しています。
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黄帝内経(素問・霊枢)
先ずは上古天真論から紐解きましょう
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上古天真論とは?
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●上古天真論 | 〇第一回 |
●四気調神大論 | 〇第二回 |
●生気通天論 | 〇第三回 |
黄帝内経(素問・霊枢)
先ずは上古天真論から紐解きましょう。
女性は7の倍数で年を重ね、男性は8の倍数で年を重ねる。
女性は7歳で腎気が活発になり14歳で成熟して月経がはじまる。21歳で隅々まで腎気がい行きわたる。28歳で強壮時期を迎える。
男性は8歳で腎気が活発になり、16歳で生殖機能が高まる。24歳で腎気が隅々まで行きわたり、32歳で筋骨が逞しくなる。
昔の人達は四時陰陽(しじいんよう)に応じて暮らしていた。
※季節や自然環境に合わせて暮らしていたと言う事です。
飲食に節度が有り、寝起きは規則正しく、無理な力使いをしなかった。
だから、心身ともに健やかで、長寿をまっとう出来た。
今どきの人は違う!
「人は酒を果汁のように飲み、体に過労を重ね、酔っては女を求め、情欲のままにその精力を使い果たす」
つまり、一時の快楽のために生きることの「真の楽しみ」をすり減らす。だから直ぐに心身が衰えてしまう。
※個人的な解釈ですが「真の楽しみ」=「健康な生活」と解釈しています。
一時の快楽に溺れてしまうと中身が衰弱してしまい、身体(外側)だけが残ってしまうと言う意味だと思っています。
昔の人は皆にこう教えた「自然からの邪気は病気のもとであるが、季節や自然環境に合わせて生活すれば防ぐことができる」
※邪気=風、暑、湿、乾、寒など自然界の悪い刺激
続けてこんな事も教えています。
「無欲で冷静であれば、精神的な刺激から身を守ることが出来る」と..。
※逆に言えば、可愛い子がいて、年甲斐もなくその子を欲しがったりすると精神を病んでしまう。
その様な意味合いだと思っています。
自然を味方に付ければ、体内の栄気(エイキ)は滞りなく流れ、衛気(エキ)はしっかり体の表面を防御してくれる
→病になりにくい体を手にすることが出来る。
※「気」は体の内側・外側の両方に流れていると考えられています。
この「気」の流れが悪くなると「病」になると考えられました。
「生きるための流れ」を滞らせないために生活に工夫がなされました。
昔の人達
無理な欲望を持たず、肉体を程よく労働させた。
悪い道楽には溺れず、不良な誘惑に心を迷わせなかった。
食事は美味しく感じ、着るものは素朴で自然と折り重なっていた。
賢い?愚か?など関係なく自然のまま生活を楽しんでいた。
古代には四種類の仙人が養生法に則ったと言われています。
「真人(しんじん)」
「至人(しじん)」
「聖人」
「賢人」
※題名はむずかしいですが、内容は現代にも通じる論理だと思っています。
二千年以上も前の書物ですが、どうでしょうか?
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