腰痛を和らげる東洋医学
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
最近、腰痛に悩む方から相談を受けました。
その方のお悩は次の通りです。
「もう30年位患ってる腰痛ですが、車の運転や年齢的なこともあってか、中々厳しくなっています。転んだことがキッカケで整形外科に通い始め、骨粗鬆症と診断されてから骨を強くする薬や痛め止めも飲んでいますが朝起きた時の痛みが和らぎません」
※朝起きてしばらく体を動かしていると身体は徐々に楽になるそうです。
眠っている間はなるべく、脳を休める時間・体を休める時間を交互に繰り返しています。
朝起きた時に直ぐに筋肉や関節が動ける体制になっていたらいいのですが、年齢を重ねると「スッ」っと起きれなくなったりします。
直ぐに体を動かそうとしても、まだ筋肉や関節のセッティングが行えていないので頭で考えたようには動きません。
どうすればいいのでしょうか?
相談をして下さった方は整形外科に通いながら、専門的なアドバイスを受けているそうです。
その方が実際に作られたテニスボールのマッサージボールを写真で見せてもらいました。
テニスボールとビニールテープを上手く組み合わせて作成しています。
このボールを使って腰のツボを刺激出来ないか?考えてみました。
理学療法士としては、あまり長い棒やゴルフボールなど硬いもので筋肉を刺激するのはオススメしていません。
ただ、柔らかいボールで大きな腰の筋肉のツボ刺激なら刺激料がオーバーすることも無いと思います。
(硬いもので筋肉をグリグリ刺激すると関肉の線維が損傷してしまいますので、やり過ぎない事が大切だと思います)
●刺激する部位
刺激する部位は以前にも紹介していますが、マッサージボールを使うのは初めてなのでこのボールの大きさに合わせて考えました。
ちょうど2つのテニスボールの幅から考えて、「脾兪」と「胃兪」が良いと思います。
以前は握りこぶしを置いて体重を掛ける押し方を記載しました。
今回は自作のマッサージボールを使うので、握りこぶしがボールに変わります。
※第11胸椎・第12胸椎の高さが分かり難いと思いますので、見つける方法を示しておきます。
●実際の刺激方法
「脾兪」「胃兪」の位置を確認して、寝るところにあらかじめセットしておきます。
その後ゆっくりマッサージボールの上に寝て下さい。
※ボールの上でグリグリ無理に押し付けようとせずに、力をなるべく抜くような意識で呼吸をゆっくりして下さい。
●ムリせず刺激
ツボの位置:寝た時の両肘の位置で確認して下さい。
押し方:ゆっくり力を抜いて、体重を使って押す。1回30秒~60秒程度。
※回数は、1日1~2回くらい。決して押しすぎないでください。
最初は「あまり刺激を感じない」って方も居ると思います。
刺激を感じないからと言って、無理に膝を三角にして体重を掛けない方が良いです。
何回か呼吸で力を抜くように調整すれば、自然に押されてる感じが伝わって来ます。
ゆっくり体を刺激するイメージで、その時だけ強く押す事を考えないで下さい。
●腰は疲れている
在宅勤務や長時間の座位で腰の負担がUPしている方が増えています。
慣れない仕事の形態で、自分で考えている以上の負荷が腰にかかっていると思います。
だからこそ、多くの方だ自宅で手軽に行えるセルフケアを求めているのだと思います。
今までも腰痛の記事をいくつか書いて来ましたが、最近は自分で出来る腰痛体操を紹介して欲しいと言う相談が多いです。
今回の方法なら、手軽に自宅でツボ刺激が行えると思います。
しばらく継続して行ってみて下さい。
●余裕が有ればここも効果的です!
腰のウエストにあるツボ「腎兪(じんゆ)」と「志室(ししつ)」を狙います。
腰痛のツボとして有名なのは、腎兪と志室だと思います。
余裕が有れば、合わせて刺激してみて下さい。
◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
大阪府三島郡島本町水無瀬2-1-1
三島郡島本町、水無瀬の鍼灸院ならだるころ治療院. 肩こり 腰痛に心地いい整体とはり きゅうをお届けします。
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