肩こりがつらい時は「肩甲骨ストレッチ」

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

肩こりといっても、人によって…首・肩・背中の広い範囲が硬くなっていたり、人によっては重いだけじゃなく痛んだりと、自覚症状はさまざまです。

肩こりによる痛みや違和感は、もともとの体型や前傾姿勢を続けることなどによって、筋肉が硬くなって血行が悪くなることで生じます。

寒さだけじゃなく、厚着による服の重さ、カバンを肩にかけるアンバランスさなど、筋肉がさらにこわばって血行不良が進み、肩こりが悪化してしまいます。

このような筋肉の状態に、ストレスや、座りっぱなしで携帯やパソコンなど動かない生活習慣が加わると、肩こりの違和感がさらにUPし、症状を強く感じるようになってしまいます。

首(頸椎)の形状も肩こりや首こりに影響しますので、その辺から肩こりを診ていくことにしましょう。

首の形状

正しい骨のアライメントから説明します。

本来なら、頸椎は緩やかな前弯のカーブを描いています。

パソコンでの作業や携帯の操作などで前傾姿勢をとり続けると、この生理的なカーブがまっすぐになったり(ストレートネック)、後弯したりします。

少し図で観た方が分かり易そうですね。

首の形状
交通事故などの後方からの衝突で、ストレートネックって診断された人は比較的多いと思います。

首の後方の筋肉が緊張して骨を後方に引っ張ってる感じです。

パソコンや携帯が首の筋肉にどのくらい負担をかけているのかも合わせて見ていきましょう。

首の筋肉への負担

※毎日の生活が思った以上に、首に負担をかけていることが分かると思います。

鎖骨も関係

鎖骨も肩こりに関係していることが分かっています。

首の下で左右に分かれて、胸を広げる役割をしている鎖骨はただまっすぐ伸びているだけではありません。

少し「V」の字になって首の下から左右に伸びて胸を広げています。

鎖骨の外側は肩甲骨と繋がっています。

これも図で確認した方が分かり易そうです。

鎖骨の位置

多くは女性ですが、なで肩などで鎖骨が水平に近くなると、肩甲骨も鎖骨と共に下がって肩こりの原因になります。

鎖骨や肩甲骨が下がることで、首周辺の筋肉が引っ張られ緊張することになります。

肩こりの時に肩甲骨の体操をするのは首周りの筋肉をほぐす効果もあるのです。

肩甲骨がポイント

肩こり対策としては色々な方法が紹介されていると思います。例えば、入浴やマッサージなどは血行が良くなるため有効です。しかし根本的な治療にはつながりません。

特にマッサージは深い筋肉(深層筋)には届きにくいうえ、強く揉みすぎると筋肉の線維が傷ついてしまいます。

かえってこりを強くしてしまう場合が指摘されているため注意が必要です。

※もし深層筋の筋肉の痛みや凝りを解したい場合「鍼治療」がオススメです。また、首のこりを感じている方も同様に鍼治療は効果的です。

肩こりに対して首を回す人も多いですが、肩こりに関係する筋肉はほとんど動かないので、大きな効果は期待できません。

肩こりの原因となる筋肉は、首よりも肩甲骨につながって存在しています。

だから、肩こり改善のPOINTは肩甲骨に有ると言ってもいいくらいなのです。

本来、肩甲骨は肋骨の背中側にあり、島のハネのような役割をしていて、肋骨の上をすべるようにできています。

しかし、長時間じっとして前傾姿勢を続けることが多くなった現代では、肩甲骨が外側に広がったままで動かない人が多くなっているのです。

その様な人たちは肩甲骨周辺の筋肉の血行が悪くなって硬くなりやすいのです。

だから、早く肩甲骨の動きを良くして、筋肉がかたまっていくという悪循環から解放しないとダメなんです。

肩甲挙筋と菱形筋

実は、肩こりの原因は首よりも肩甲骨に依存しています。

筋肉で言うと、肩甲骨を上に引き上げる役割をする「肩甲挙筋」と、肩甲骨を寄せる「菱形筋」が、肩こりと深く関連していると思います。

筋肉の位置を観ると分かり易いと思います。

肩甲挙筋と菱形筋

先ほども言いましたが、深層の筋肉はマッサージで揉み解すのは困難です。

もちろん熟練した治療者が行えばある程度解せると思います。

ただ、肩甲挙筋と菱形筋の上には僧帽筋や広背筋と言った表層の筋が上に重なっているので、かなり筋肉の事を理解していないと揉み解すのは困難だと思います。

ストレッチや肩甲骨周りの運動によって、筋肉を動きやすくするのがオススメです。

もちろん鍼治療の経験者なら、鍼治療を選択するという方法も効果的です。
※筋肉の血流を良くする場合は鍼治療と灸治療を併用すると言う鍼灸師も居られると思います。

腕がスムースにどこまで挙がればいいの?

先ずは手のひらを下にして130°~140°まで挙がれば特に問題ないことが多いです。

この角度が一番安定した角度と言われています。

ゼロポジションの位置

※一度、壁に背中を当てて片側ずつ腕を上げてみて下さい。

(ゼロポジションの位置は多少個人差が有ります)

100°程度しか上げられない場合は肩周囲の筋肉がガチガチってことになります。

ガチガチ度チェック

●肩甲骨はがし体操

先ずは腕を水平に保ったまま後方へ引っ張ります。

もちろん呼吸は止めないで下さい。(ゆっくり息を吐きながら後方に引きますよぉ~)
肩甲骨はがし体操の説明

次に水平位置から下方の引っ張ります。

肩甲骨はがし体操2の説明

肩甲骨はがし体操3は上から下に肩甲骨を回す感じです。

肩甲骨はがし体操3の説明

◆最後に◆

 

鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。

鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。

小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。

あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。

 

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