骨盤を整えるストレッチ体操

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

今回もご訪問頂きありがとうございます。

コロナ禍での健康アドバイスを続けてお伝えしています。今回は骨盤に注目してお話したいと思います。

TVや雑誌で「骨盤ダイエット」なんて言葉を聴いたり、観たりしたことありませんか?

「最近運動不足で…ズボンがきつくなって履きにくいのよ」とか経験がある人は多いと思います。

色んなダイエットを試みてもなかなか体重が落ちないのは、もしかしたら骨盤のゆがみが原因かも知れません。

理学療法士の観点からと鍼灸師の観点から書いてみたいと思います。

 

骨盤のゆがみ?

僕はもともと美容的な事に興味が有り、鍼灸師をしている時は形成外科でバイトをしていました。

骨盤がゆがんでいると痩せにくい?ダイエットがうまくいかない場合は骨盤のゆがみが関係している?

いっけんあまり繋がらない感じがしますが、実は色々と骨盤のゆがみと痩せにくい原因はつながりが有ります。

以前、東洋医学の記事で「睡眠不足が太りやすい原因になる」などの記事を書いたことも有ります。

睡眠不足が人を太らせる

骨盤のゆがみ痩せにくい体にしてしまうのは、基礎代謝と関係が深いです。

今までウォーキングの記事をシリーズ化して書いて来ましたが、長くウォーキングを続けていると腰の周りにある浮き輪(脂肪)は落ちて来ます。

これは骨盤周囲の筋肉がしっかり働いて、常に正しい姿勢を保とうとしたおかげなのです。

骨盤がゆがんでいると運動しても筋肉がうまく使えず、基礎代謝が下がってしまうので痩せにくくなります。(筋肉のエネルギー効率が悪くなることで痩せにくい)

骨盤がゆがんでいると筋肉が効率よく働けないので、ダイエットとして色んな運動を行っても筋肉がうまく使えず痩せにくくなってしまいます。

痩せにくいだけなら良いのですが、トレーニング時に体幹の筋肉をうまく使えていないと言う事は運動しても効果が出にくく下半身に余分な脂肪が付きやすくなると言われています。

余分な脂肪が付きやすくなる理由として、骨盤がゆがんでいると周囲の筋肉や毛細血管、リンパ管などを圧迫して体内循環を妨げると言われているからです。

体内循環の低下も、基礎代謝の低下を引き起こす原因と考えられています。

 

骨盤がゆがむ原因

なぜ骨盤がゆがんでしまうの?

骨盤がゆがんでしまう生活習慣や原因は数えきれないくらいあると思います。

直ぐに思い付くものをいくつか記述します。

●座った時に決まった足を組む癖がある

●骨盤周囲の筋力が弱くなっている

●硬いところでいつも寝ている

●妊娠中や産後で骨盤が緩くなっている

●立った時に重心が一方に偏っている(足趾や足底が変形している)

●姿勢が著しく悪い(猫背・反り返り・側弯など)

以前にも姿勢が悪いことが肩凝りや腰痛と深く関わっているなどを記事にした事も有ります。

「痩せよう!」と思ってトレーニングを始める前に、自分の生活動作や普段の姿勢やクセなどを見直すことも大切です。

ゆがみを整える

それでは実際に骨盤のゆがみを整えるストレッチを紹介します。

先ずは「両膝を抱える体操」をしましょう。

仰向けで膝を抱える動作で腰周りを伸ばすストレッチです。

骨盤や腰が反っている方にオススメです。

両膝を抱える写真

●先ず、あお向けに寝ます。

●両脚を抱え込んで、腰の後ろ側や骨盤を伸ばします。(呼吸は止めないで下さい)

●両膝を抱え込んだ状態で30秒~60秒状態を保持します。

●終わったらゆっくりあお向けに戻ります。

お尻の筋肉も伸ばす

椅子に座った姿勢でも出来ますが先ずはあお向けでの伸ばし方を見て下さい。

大殿筋というお尻の筋肉を片方ずつ伸ばすストレッチです。

腰や猫背の方、左右体幹~骨盤のゆがみが気になる方にオススメです。

 


先ずは仰臥位です


椅子に座ったやり方もご紹介します。

 

椅子に座ってのストレッチ図

※骨盤のゆがみを整える場合は少し長めのストレッチを設定しています。

基本的な筋肉のストレッチの場合は15秒~20秒が多いと思います。

●イスに座ります。

●左足を浅く組んで姿勢を整えます。

●ゆっくりと上半身を前に倒していきましょう。

※お尻が伸びている感じがしたらストレッチできている証拠です。

●左が終わったら右足を同じように伸ばして下さい。

●腰が痛くない場合に有効なストレッチ

このストレッチでは、うつ伏せで背中を反らす動作で骨盤の前後の傾きの調整をします。

骨盤や腰が丸まっている方にオススメです。

猫背の解消も期待できます。しかし、注意も必要です。

腰を反らすことで腰から脚へつながる神経を圧迫してしまうので、腰痛がある場合や、すでに下肢にしびれがある場合はオススメ出来ません。

●うつ伏せに寝ます。

●両膝をついて、背中を反らします(この時に背中が伸びてると感じる場合はここで30秒~60秒状態を保持します)

●まだ伸ばせそうなら、両手で更に背中を反らし顔は天井を向けましょう(30秒~60秒状態を保持しますが、無理はしないで下さい)

●終わったら、ゆっくり最初の位置に戻ります。

 

◆鍼灸師としての意見◆

運動不足による肥満・食べ過ぎによる肥満・ホルモンバランスによる肥満・そんな症状に効果のある漢方薬はいくつもあります。骨盤のゆがみからくる下半身の血行不良を改善する漢方薬もあります。

漢方と鍼灸の考え方は基本的に同じです。

具体的な漢方薬については、漢方薬に詳しい薬剤師などにご相談された方が良いと思います。

ストレスで食べすぎてしまうのは気の乱れが原因です。上手く水穀の精微が整わないから体内に水が溜まってしまう。

「私は水を飲んでも太るのよ」と言われる人はホルモンのバランス不良や水太りが考えられます。

お腹周りの脂肪・むくみ(浮腫)・便秘などの症状を鍼灸で改善しながら運動に取り組む方が良い方も沢山おられます。

鍼灸は薬と違って副作用がないので、自然治癒力を上手く利用して体を整えることが出来ます。

これまでにも東洋医学で体を整える記事を書いています。

生活に取り入れる東洋医学
骨盤にゆがみがあり、血行不良でなかなか痩せない方は鍼灸治療と併用しながら自分に合った理想の身体を目指しましょう。

バランスの取れた食事や運動などを毎日続けるのは苦手という場合でも、鍼灸と運動の併用で上手く理想の身体に近づけている方もおられます。

原因が分かって、納得して上で運動や治療に取り組むことが大切だと思っています。
 
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