四季と人間との深いつながりを考える

 三島郡島本町、水無瀬より投稿しています。

 

本日も訪問して下さりありがとうございます。
 

今回は東洋医学の紹介です。
 

東洋医学を分かりやすく説明するシリーズ2
 

はじまりの書
 

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  • 木(肝) 風
  • 火(心) 暑
  • 土(脾) 湿
  • 金(肺) 乾
  • 水(腎) 寒

 

今回は四気調神大論を紐解きましょう

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 四気調神大論とは? ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

●上古天真論 第一回
●四気調神大論 〇第二回
●生気通天論 〇第三回

中国古代の考え方第二論

四気調神大論
「四気」は簡単に説明すれば「四季」の事です。

 

は「発生(はっせい)」の季節→すべてが芽生える季節

万物はイキイキと栄える時期

夜更かしをしてもかまわないが、朝は早く起きる。

はゆったり(もし何か結んでるものが有るならすべて解放すること→髪を結んでるなら結び目を解いて、ベルトを締めているなら取るなど)散歩し体をのびのびと動かす。

 

春に芽生えた万物と同じように心身をのびのびさせてイキイキと陽気を発散させる。

自然の陽気を胸いっぱいに楽しみ、体内の陽気を大事に育てる。

※春の陽気と同じように生活すると、個人的な見解ですが身体の中に陽気が養われると言う解釈をしています。

もしこの生活スタイルに背くと、春に元気なはずの「肝気」を傷つける→「肝気」が傷つくと夏に風邪をひくなど「寒性の病」にかかりやすくなる。

 

は「長正」の季節→この3か月は陽気が多く発生するので、万物がどんどん成長して、木々は成長し花は咲き誇る。

 

夜は遅く寝て、朝は早く起きる。

日の長さや暑さを忌み嫌うことなく、何事に怒らず気持ちよく過ごすべきである。

夏に開花した花と同じように、体内の陽気を程よく発散させる。

※暑いからと言って、汗をかかない冷房の部屋に引きこもるとか冷たいものを必要以上に体に取り込むなどは陽気を発散出来ないと説いているのだと思います。

 

これに背くと夏に活動する「心気」(循環系・中枢神経系)が傷んでしまう。

(秋になると瘧<オコリ>→悪寒<オカン>や震えを発する)

 

は「収斂(しゅうれん)」の季節→万物が熟して収穫される。空からは強い風が吹き、大地は刈入れなどできっちり整えられた気配が漂う。

鶏の様に早寝早起きをする時です。

 

心を安らかにし、陽気をひそめ木々が枯れていく様に体の気を静める(和らげる)時期

 

これに背くと秋に活動する「肺気(呼吸器系)」が傷つく。

(冬にはお腹を下してしまう)

 

は「閉藏(へいぞう)」の季節→ 万物の生機がとじこもる。

※生機:「きばた」ではなく「せいき」川が凍ったり、地面がひび割れたり

陽気が遠ざかる時期を意味しています。

夜は早く寝て朝はゆっくり目覚める。(日の出日没と共に行動する)

 

欲望を体にひそめて、気持ちを体の中で温める。

体内の陽気を漏らさない様に保ち、寒さを避け、身体を暖かく包む。

 

これに背くと冬に良く活動する「腎気」が傷む。

(翌春には足がしびれたり、腰が曲がったり力が出なくなる)

 

四時陰陽の作用4

「発生」

「成長」

「収斂」

「閉藏」

 

※自然の成り立ちに逆らえば、災難や災害が起こる。

強風暴雨が集中的に襲来する。天地四時の陰陽が狂い生命は若くして亡くなる。

 

解釈的には、陰陽の流れに従えば長生きできるって事なんです。

こんな事も書かれています「国を治めることと同じ様に、世が乱れてから手を付けるのではなく、戦乱が起こる前にそれを防ぐのだ」「敵が近づいてから、兵器を作るなんて方法は得策ではない」

病もこれと同様である。

「病気になってから治療法を論ずるのは、のどが渇いてから井戸を掘るのと同じこと」だと説いています。そんな事をしていたらすでに手遅れではないだろうか?

 

東洋医学(第一回)

いかがですか?少し昔の書物なので分かりにくい部分も多いかと思います。
体は自然と一体なんだと言う考え方でこの先も続いていきます。

 

だるころBLOG

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興味が有る方は是非!覗いてみて下さい。

 

今回はどうだったでしょうか?

少しでも参考になれば幸いです。

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東洋医学の論はまだまだ続きます!

MESSAGE

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日もまた、訪問してくれることを心よりお待ちしています。

これからも、東洋医学を最後まで飽きずにお付き合いください。

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