◆二十四節「12月の過ごし方」◆
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
12月には大雪(たいせつ)と冬至(とうじ)があります。
大雪(たいせつ)は12月7日頃から冬至(12月21日頃)までの約15日間を指します。本格的な雪が降る時期で、各地で寒さが増します。12月13日は「正月事始め」とされ、新年の準備を始める日でもあります。
冬至(とうじ)2025年は12月22日。この日は1年で最も昼が短く夜が長い日です。風邪をひかないよう「かぼちゃ」を食べたり「ゆず湯」に入る風習があります。冬至を境に徐々に日が長くなっていく為、「一陽来復」とも呼ばれます。
●12月の養生ポイント
大雪の特徴:朝晩は冷え込みが厳しくなり、池や川に氷が張ることもあります。動物は冬ごもりを始め、鮭が産卵のため川を遡上し、木々の葉も落ちきります。鱈や鰤などの冬の魚が旬を迎える時期です。大根もこの時期が旬です。
冬至の風習:かぼちゃを食べる・ゆず湯に入る・「ん」のつく食べ物を食べるなどがあります。
大根、にんじん、れんこん、うどんなど、「ん」がつく食べ物を7つ食べると縁起が良いとされます。
「大雪」過ごし方のポイント: 体を温めてエネルギーを蓄える。首元を温める(マフラーやネックウォーマーなど)。
「冬至」過ごし方のポイント: 陰が極まるので、静かに内省する時期。かぼちゃを食べるなど、栄養価が高く、風邪予防にも効果的です。
●中医学の考え方
中医学では、12月は「閉蔵」の季節とされ、体を温めてエネルギーを蓄えることが重要です。
冬は「陰」の力が最も強い季節で、自然界でも動物が冬眠し、植物も休眠に入ります。
人間もこの自然のサイクルに合わせて、外向きの活動を控え、内側のエネルギーを蓄えることが大切です。
冬は心と体を守ることが特に重要で、深呼吸をして心を落ち着けるのも有効です。
家族や友達と穏やかな時間を作って、心温まる取り組みをするなど心のストレス緩和に努めましょう。
●食べ物を考える
冬は身体を温めて血行を良くする生薬を含む処方が多くなります。元気な人の体調は気候に敏感に反応し変化していくものですが、気候の変化について行けてないなと思ったら、食事や漢方薬で体調をサポートしてあげてください。
冬の食事で積極的に取り入れたいのが“体を温める”野菜です。
かぼちゃ・かぶ・にら・ねぎ・玉ねぎなどは「温」の野菜と言われ体を温めてくれます。
また、「熱」の野菜は温めるだけでなく体の発汗を促してくれます。例えば、にんにく・唐辛子・乾燥生姜などです。熱の野菜うま活用できるといいですね。
この季節はうまく調理の中でニンニクや乾燥生姜などを加えて、体調を整えると寒さ対策に効果的です。
●漢方の提案
基本的に食事と同じ考え方です。
八味地黄丸(はちみじおうがん)
体の機能を温めて回復させる。特に加齢に伴う泌尿器系の衰えや、それに伴う排尿困難、残尿感、夜間尿、軽い尿もれなどの改善に用いられます。また、高血圧に伴う肩こり、頭重、耳鳴りにも効果が期待できます。
逍遥散(しょうようさん)
特に、冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症(月経やホルモンバランスの乱れによる不調)に用いられます。男性の自律神経失調症にも使われることがあります。身体を温め、自律神経を整える働きがあります。
●HPに挿入してるInstagram動画について
動画について、はてなブログで知り合いになったくろいぬさんの「二十四節覚え方」を使って、動画を僕が作成したワード絵を使って投稿しています。
音楽はお馴染みのハニーズpちゃんの曲を使わせてもらってます。



◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
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