◆長期休暇に効果的なツボ◆

三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

 

長期休暇だと、ついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしてしまいがちです。または遠出をして歩き過ぎたなんてこともあると思います。

今回は、そんな時に役立つツボをいくつか紹介してみようと思います。

前回は「手」の疲れを取るツボを紹介しました。そちらの記事をまだお読みでない場合は「手」の記事を読んでからこちらの記事を読むと、日常により役立つツボを身に着けることが出来ると思います。

「手の疲れを取るツボ」

 

天枢

天枢(てんすう)ツボの位置
「天枢」
食べ過ぎや飲み過ぎにより胃腸が弱ってしまった方にオススメのツボです。
内臓機能を高め、身体の調子を整えて免疫力を向上させてくれます。
お腹の張り、下痢や便秘にも効果があるので美容鍼灸でもよく使われます。
鍼やお灸(箱灸)だけでなく、指で押しても効果的な刺激になります。
左右同時に押すことをオススメしています。
人差し指・中指・薬指を揃えて、お腹が軽くへこむ程度に押します。
一回6秒×10回程度刺激して下さい。
ツボを押すときは呼吸も重要です。呼吸は止めずにゆっくり呼吸を続けて下さい。

関元

関元のツボの位置説明
「関元」
昔の人は「気が集まるところ」丹田(たんでん)なんて言い方をしました。
当時はこんにゃくを使って、この関元を温めていたそうです。
腹痛・便秘・膀胱炎・頻尿・胃腸の不調・生理痛など婦人科疾患にも効くツボです。
下腹部を温めると末端の冷えに効果的なことが分かっています。
関元を刺激するときは、両方の手のひらを関元の位置に置くだけです。
優しく円を描くようにマッサージするなども効果的です。
温かい手を乗せることで、心地良い刺激がお腹の内側に伝わります。

三陰交

三陰交(さんいんこう)のツボの位置
ビールやジュースといった冷たい飲物から身体を冷やすことも多くないでしょうか?
足を組みたくなるのは身体が冷えているからなんて言われています。寒いときに足首を温めると冷えがましになるのはツボとも関係しています。三陰交は冷えに敏感なツボです。
身体が冷えている時、足首周り(特に三陰交付近)に力がなくなります。下痢、生理痛、頭痛、全身倦怠、食欲不振といった症状がある場合は足だけでなく、お腹もかなり冷えていると思います。胃腸の状態が低下しているときは食べ物も注意して下さい。体を温める食べ物は、寒い地域でとれるもの(にんじん・れんこん・ごぼう・ほうれん草など)や発酵食品が代表的な食べ物です。
左右一回6秒×10回程度刺激して下さい。
あぐらをかいて親指で押さえると押しやすいと思います。

陰陵泉

陰陵泉(いんりょうせん)ツボの位置
「陰陵泉」
体内の水分の代謝が悪くなると消化・吸収する力が低下するので、胃腸の調子が悪くなります。水分の代謝を良くしてくれるツボでよく使われるのが陰陵泉です。足のむくみなどの時も当院では良く使っています。夜に水分を取り過ぎてしまうと、次の日の朝に顔がむくんでしまうような方にも効果的です。女性生殖器・泌尿器の症状全般に効果があり、とくに冷えによって悪化する生理痛や更年期障害など婦人科疾患に効果的です。
左右一回6秒×10回程度刺激して下さい。
ひざを軽く曲げ、膝をつかむようにしながら親指をツボにあて、外側に押します。

●もう少しだけ「陰陵泉」について

陰陵泉(いんりょうせん)ツボの位置2

陰陵泉のツボの位置が最初の説明だけだと分かり難いと思いますので、もう一度説明します。

ツボの探し方としては、内側のくるぶしから骨の後ろ側に沿って上がっていくと、膝内側の下方にある大きな骨にぶつかって指が止まるくぼみがあります。

押してみて痛い部分がツボの位置です。個人差がありますので、押しながら少しずつ指で探してみてください。

陰陵泉はこんな効果が期待できます。

●むくみ

●食欲不振

●夏バテ

※基本的に、陰陵泉は水分代謝を良くするツボです。東洋医学では、臓器とその働きを五臓六腑と表現します。

脾と腎が水分代謝に大きく関わりますが、詳しい五臓六腑のことは以前に記述していますのでそちらでご確認ください。

五臓についての説明

 

 

 

◆最後に◆

 

鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。

鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。

小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。

あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。

 

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