三島郡島本町、水無瀬より投稿しています

片脚立位が何秒できますか?

今回もご訪問頂きありがとうございます。

今回は体力テストを少し覗いてみましょう。

コロナ禍での運動不足が深刻化していても、体力には自信があるから大丈夫と思っていませんか?

動く機会が少なくなると、思ってる以上に出来ない動作が多くなっているものです。

リハビリに特化したデイサービスなどに通ってる方は体力測定(体力テスト)などをしたことが有るかも知れませんね。

いくつか項目があるので、その中の「片脚立位(片足立ち)」について書こうと思います。

他の項目など気になる方は、文部科学省の「新体力テスト」実施要項を閲覧出来ますのでご確認下さい。

文部科学省の「新体力テスト」

※この体力テスト実施要項は65歳~79歳対象の体力テストです。

日常生活活動テスト

ADL(日常生活活動)についての情報がある程度分かっていると、役に立つかも知れません。

どんな項目があるか紹介してみます。

けして書かれてる動作を真似したり、無理に行わないで下さい。

「ADL(日常生活)テスト」



※最終的にはこれを点数化してどのくらい日常生活が行えているのかを判断します。

微妙な場合の判断基準も記載されていますので、ある程度日常的に行えている動作が判断

片脚立位

今回はいくつかの項目の中から「片脚立位」をピックアップしてみました。

実際の生活では、上記の項目に書かれている様にスカートやズボンを立って脱ぎ履ぎする時に必要な動作だったりします。

今までにも片足立ちのトレーニング方法は記載していますので、参考にしてください。

片足立ちのトレーニング

以前にも書きましたが復習です。

※PTジャーナル2009より)調べる参考文献によって多少の違いが有ります。

開眼片脚立位では「15秒未満」で運動器不安定症のリスクが高まる。

閉眼片脚立位では「5秒以下」

開眼片脚立位では「20秒以下」で転倒リスクが高まる

簡単に言えば、片足立ちが上手く出来ない人は転倒しやすいって事です。

バランスが悪い→転倒しやすい。

足首の関節は高齢になると硬くなり、バランスがとりにくくなると言われています。

片脚立位のカットオフ値

 

文献によって少し違います。

海外の文献でチェックすると

●転倒についてのカットオフ値は 12.7 秒と書かれていました。

理学療法診療ガイドラインでは「5 秒以内の者は転倒ハイリスク者とされている」と記載されています。

しかしこれはカットオフ値と示されていません。

まとめると、開眼で片足立ちが5秒以下の場合は転倒リスクが非常に高く、20秒以上片足立ちが行えれば転倒リスクがある程度回避できると言えるでしょう。

検査方法

 

開眼での片足立ちの持続時間を測定します。

この検査方法は、文文部科学省の「新体力テスト」実施要項を中心に記載しています。

●準備するもの

秒針のついた時計やストップウォッチなどで秒数そ測定します。

●場所の確保

片足立ちを行うばしょですが、安全は必ず確保してください。

滑りにくく、しっかりした床で行います。

片足立ちする場所には物を置かないようにします。

段差や傾斜がある場所は避けましょう。

●支持する側の脚を決める

左右で試しに片足立ちを行って、立ちやすい方を支持脚とする。

姿勢が大切

少し細かいようですが、検査の場合は同じ条件が毎回必要になるので、決められてる事が有ります。

●素足で行います。

※足の汚れや感染症への配慮が必要です。

●両手を腰に当てます。

●支持脚の膝は伸ばします。(支える側の脚は伸ばして下さい)

●足は前方に挙上し,床から5 cm 程度挙げます(分かりにくいので絵を描いてみます)

 

片脚立位検査姿勢

●合図と測定

スタート時の掛け声なども検査の時は秒数のばらつきを極力なくすために細かく決められています。

急に大きな声で「始め!」のような掛け声だと,慌てて挙げてしまい、始めからバランスを崩すことがあります。

 

「片足を挙げて」と合図

●片足立ちになった時から計測します。

※2 回行ってよい方の記録をとります。

計測は最長 120 秒とします。(1回目が120秒の場合は2回目の測定は行いません)

記録は秒単位,ストップウォッチ足底の場合は秒未満は切り捨てます。

終了の条件(検査の場合は最初に伝えておきます)

●挙げた足が支持脚や床に触れた場合

●支持脚の位置がずれた場合

●腰に当てた両手,もしくは片手が腰から離れた場合

また、終了の条件の意味も説明しておきます。

挙げた足が床に触れたら片脚立位ではなくなりますので終了です。

支持脚に触れることは,足を床につけて身体を支持するのに近い動きですので,片脚立位ではないと判断されます。

※支えてる脚に浮かせてる脚が触れた場合は終了ですよって事です。

あまり動きすぎて腰から手が離れる場合や支持してる脚がズレる場合、片脚立位を保て無いことが多いです。

稀に、動きが大きくても片脚立位を保ててしまう場合が有りますが転倒するなど危険を伴います。

無理に倒れない様に我慢すると大変危険ですので、くれぐれもムキになって検査を行わないで下さい。

今回検査の手順を紹介しているのは、普段トレーニングしている方が、知っておくとトレーニングのプラスになると思って紹介しています。

◆最後に◆

片足立ち等も毎日練習すると上手く出来る様になって来ます。

バランス能力がUPして、転倒予防に役立ちます。

開眼の場合は視覚情報がバランスを保つ助けになります。

実際に目の高さを決めて置くと上手く片足立ちが出来ることが分かっています。

目の高さに合わせて、1m~1.5m藩れたところに印をつけて周りに何も邪魔が入らない状況を作ると結果が伸びます。

閉眼での検査を行えば,より高いレベルでのバランス能力を測定できます。

しかし、高齢者の検査では危険を伴い一般的ではありません。

今回紹介した検査方法以外にも,様々なバリエーションがあります。

特に、終了の基準を変えると結果も変わる可能性があります。

検査を行うときもトレーニングする場合も、やり方を統一することが大切だと思います。

 

だるころニュース
だるころ 過去ブログ