理学療法士としてお伝えする運動
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
治療院をスタートして2022年3月2日で2周年を迎えます。
沢山の方々が治療院にお越しいただき、心から感謝しております。
当院に来られて、自宅での運動をオススメする理由をお伝えしようと思います。
「良くなりたい」と思って当院に来て下さった患者さんに、わざわざつらい運動をお伝えするのには訳が有ります。
その理由を今日は出来る限り分かり易く説明しようと思います。
●関われる時間
理学療法士として当院で僕がかかわれる時間は、長くて1日に1時間程度でしょう。
もちろん病院で入院している場合は複数回することも有るのでもう少し長いかもしれません。
しかし、治療院では入院はないので複数回治療を行うことは基本有りません。
治療院に来られて、僕が手を施した時間は「治るきっかけ」を与えているに過ぎません。
僕が頑張っただけでは良くはならないのです。
もちろん、治療を施したときは良くなります。
区別してもらいたいのは理学療法士は「気持ちいい」って感覚だけを提供している訳では有りません。
肩こりに電気(低周波や高周波)をして「気持ちよかった」って思っても、少し時間が経過すればもとに戻ってしまうなんて経験はありませんか?
この様な電気治療は何年続けても「気持ちい」だけで、良くなることは有りません。
理学療法士は治るきっかけを身体に与えることで、次のステップに速やかに行ける身体づくりを考えています。
●リスニング
傾聴(ちょうしゅう)の事をアクティブ リスニングと言います。
理学療法士として、患者さんの訴えは積極的に聴きます。
基本的に患者さんに教えてもらわないと分からないことが多いので、お話の中に問題解決のヒントがないか注意して耳を傾けています。
そして、患者さんの状態を把握して、何が悪くてどう改善すべきかをお伝えします。
なるべく医学用語を使わずに一般的な用語に置き換えてお伝えして説明します。
(うまく置き換えれないことも有りますが、なるべく分かり易くお伝えしているつもりです)
例えば「傷が治るときは身体の中もカサブタが出来て徐々に治るんだけど…治る途中で無理しすぎたらカサブタが血液に流されて詰まってしまうから無理しないで下さい」
みたいな説明をすることも有ります。
性別や年齢、その他その方のバックグラウンドを考えて説明する必要があります。
患者さんに寄り添って、調子の良い時も悪い時も理学療法士として患者さんと向き合い続けます。
生活動作(環境)を変えたら痛みはマシにならないか?
夜間の痛みは温めたら少し落ち着かないか?
処方されている薬は効いているのだろうか?
自分が居ない時もなるべく痛みを出さずに済む方法を考えています。
そして、真摯に向き合えば患者さんに伝わると信じています。
患者さんが現在の状況を理解して下さって、治療して変化を生活の中で実感してもらわないと良い方向へは向かいません。
●リズムを作る
「治したい」と思っている方には、治療院に来てもらえるようにオススメしています。
それは、治るきっかけを与えただけでは治らないからです。
1日24時間あるうちの1時間を使って、なるべく良くなるようなプランを考えさせてもらいます。
言い換えれば、23時間何もしなければ体は良くなりません。
治療院に来てもらうのは、身体を治そうと思うリズムを作ってもらいたいからなんです。
治そうとするリズムを作るのは人によって違います。
週に3回治療院に来てリズムを作る方も居れば、週に2回と言う方も居られます。
仕事が忙しくて、土曜日しか来れないって方も居ると思います。
自分のペースを作っていただいて、病気に合わせて僕が運動メニューを作ってお渡しします。
自分の身体を良くするためには、治療していない時間にご自分で運動メニューを行ってもらうことになります。
僕なりのイメージを絵に描いてお伝えします。
治療院に来られる時間と自分で運動する時間のバランスが大切ってことなんです。
1日の運動をやり過ぎてもいけないし、さぼり過ぎてもいけない。
一定量の運動を毎日継続することで、身体は良い方向に移動していきます。
●早く治して!
もちろん知っています。
「マッサージして欲しい」「しんどいことはやりたくない」なんて耳にタコが出来るくらい聞いて来ました。
誰だって気持ちいいことして早く治りたい!「早く治して!」ってのが本音だと思います。
でも、傷んだ身体は昨日?今日?痛めたのですか?違いますよね?
長年使って痛めた身体なはずです。
だから、身体を良くするのにもある程度時間がかかります。
そして、何が必要かと言えば…自分でコツコツ運動する時間が必要なんです。
●一緒に治して行くことが大切
当院では、一人一人に合った運動メニューをお渡ししています。
TVや雑誌に書いてある運動で膝や腰を痛めている方も居ます。
実際に身体を診ないと運動を細かく設定することはできません。
その人だけのメニューをお作りた方が、運動も継続しやすいみたいです。
どんな運動が必要かその人に合わせてお伝えしていくことで、継続した運動が可能になります。
◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
大阪府三島郡島本町水無瀬2-1-1
三島郡島本町、水無瀬の鍼灸院ならだるころ治療院. 肩こり 腰痛に心地いい整体とはり きゅうをお届けします。
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