『ウォーキング』
なぜいいの?

今回もご訪問頂きありがとうございます。

今回は、地球の重力が人体に与える影響について考えようと思います。

歩くことは人間の身体になんで良いの?

どのような作用を及ぼし、それによってどんな「良いこと」をもたらしてくれるの?

そんな素朴な疑問について書きたいと思います。

重力と身体
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重力に逆らう

 

地球で生活するってことは、重力に逆らって生きること。

魚などの水生動物と違い、陸生動物はつねに重力に逆らって生活しています。

故に、脚の骨や脊椎骨には常に長軸方向(縦方向)への負荷が掛かかります。

この重力刺激が骨の発育・形成を促します。

例えば恐竜の様に体が大きければ、それだけ頑丈な骨が必要になります。

自分の体重を支えるだけじゃなく、重力に逆らって動くことが必要になるかです。

それだけでは有りません。その大きな体に見合った心肺機能が必要不可欠になる点も忘れてはならない重要な機能です。

恐竜と比べると小さい人間でも、日常的に立ったり歩いたりすることで骨・筋肉・心臓・肺などの重要器官に適度なストレスが掛かります。

でも、このストレスは良い刺激になっているのです。

重力と言う刺激によって、骨密度や筋収縮力・心肺機能が維持されるしくみになっているからです。

 

無重力

 

だるころ治療院では宇宙飛行士の人体管理で使用する機器「メタトロン」を導入していますが、無重力では各器官は驚くほど早く劣化し、衰えてしまいます。

これを「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」と言います。

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物理療法機器

「メタトロン」は身体の内部に異常が無いかチェックする機器です。

※ロシアの宇宙飛行士が長期間宇宙に行くときの身体管理として開発されました。

活動力の低下した「要介護状態」の高齢者が、骨がもろくなったり体力が落ちたりして、ちょっとした拍子に骨折したり、そのまま寝たきりになったりするケースが有るのは良く知ってる方も多いと思います。

 

「無重力状態」で長期間滞在していると、筋肉量は減り、骨に含まれるカルシウムはどんどん血中に流れだしてしまいます。これは骨に刺激が加わらないからです。

それを防ぐためにカルシウムやビタミンDなどのビタミン摂取と、トレッドミル(その場で歩いたり走ったりする機械)を使って、毎日ウォーキングやジョギングを行います。

骨・筋肉・心肺機能

 

ウォーキングがもたらす最大の効果は骨・筋肉・心肺機能を強化することです。

※胃や腸といった消化器官、血管壁なども筋肉(平滑筋)です。

もちろん体の表面だけでなく内臓も重力が刺激になって活発化しています。

心臓(横紋筋)だって、例外では有りません。

重力に抗して積極的に働かせることで、その機能を保つことができるのです。

 

屋外を歩く

 
骨粗鬆症の高齢者に対しては最近、効果的な注射薬なども出てきているのは確かです。
しかし、注射や薬だけで万全とまではいきません。運動に勝てる効果的な注射や薬は今のところ有りません。リハビリをしていてこんな経験を時々します。

骨折した患者さんが来院しますよね。体重の軽い女性と大柄の男性のリハビリ過程で骨の治りが早いのはどちらだと思いますか?

X-Pなどで確認しても、体重が重い患者さんの方が骨の治りが早いのです。

もちろん体重だけの問題ではないと思います。

食事なども骨の治る過程では大切だと思います。

また、太陽の光を身体に浴びない生活だとビタミンDが生成されず骨が脆くなります。

高齢者であっても、なるべく屋外を歩くことをオススメします。

日光を浴びるとビタミンDが活性化され、さらに骨を強くすることができるといわれています。

手軽にサプリメントに頼る人も多くなっていますが、サプリメントを多用すると体に吸収されやすいサプリメント好んで体がビタミン補給をするなどの報告も有ります。

(自然のビタミンが体に吸収されにくくなるかも…)

運動もやり方次第!

 
最近は24時間営業のフィットネスクラブなどもあり、夜中にトレッドミルで歩いたり走ったりしている人も見かけます。
けして、それが悪いとは言いません。

しかし、人間も動物ですから、自然のなかで順応しながら適度に食べたり歩いたりといった活動をするのが、もっとも自然で効果的な運動になることは忘れないで下さい。

「飲んだり食べたりするだけ」で勝手に骨や筋肉がつくなんて都合の良いことは、残念ながらあり得ませんよ。

●無理はしないで下さい!

 
体重をかけた方が骨折が早く治るからと言って、早い時期に体重をかけすぎて悪化ししまうケースも有ります。

骨折後はすぐに体重をかけず、決められた時期を守って徐々に体重をかけていきます。

今回は詳しく書きませんが、少しだけ紹介します。

NWB(全く体重をかけない)→PWB(部分的に体重をかける)→FWB(しっかり体重をかける)
こんな感じで、段階的に体重を増やして重力を上手く利用して骨折を治療していきます。

こちらもよろしくお願いいたします!

☆次回もお待ちしています☆

 
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