腰痛に湿布貼りますか?
★三島郡島本町、水無瀬より投稿しています
湿布には冷湿布と温湿布の2種類がありますよね。
腰痛に限らずどのように湿布を使い分けたらいいのか治療院で聞かれることも多いです。
腰痛の場合は症状の種類や痛み方によって、湿布を使い分ける必要があると思います。
冷湿布と温湿布で腰痛にどのように働きかけてくれるか、今回は少し説明してみようと思います。
また、敏感肌の人にも対応できるよう、湿布による肌のかぶれトラブルを回避する方法も書いてみたいと思います。
●効果あるのか?
腰痛を改善する方法には先ずは治療や運動などの様々なアプローチがあります。
それ以外の方法として、湿布を使用することも挙げられますよね。
皆さんは腰痛の時に湿布を貼りますか?
腰痛を改善する方法には先ずは治療や運動などの様々なアプローチがあります。
腰に痛みや違和感が有れば、患部に湿布を貼るだけで効能を発揮してくれます。
患部に熱感や腫れがあるような炎症が見られる場合に抗消炎作用が期待できます。
基本的には湿布は炎症を抑えてくれる貼り薬です。
●◆炎症とは?
治療する側は「炎症の4徴候」と呼ばれる腫脹、疼痛、発赤、局所熱感があるかどうかに着目します。
多くの患者さんは「疼痛(痛み)」が治まったら「もう大丈夫です」と言われることが多いです。
しかし、痛みは炎症の一症状でしか無いのです。腫れていたり、赤くなっていたり、熱っぽかったりも見逃さずにチェックします。
現在の湿布には痛み止めが練り込んで有ったり、温かい湿布も有ったりするので、単に炎症を抑えるだけじゃ無くなりました。
その他、患部を温めて筋肉をほぐしたり血行を良くしたりする温める効果、患部の痛みを緩和する鎮痛効果など、様々な効果を発揮してくれます。
●2つのアプローチ
腰痛に湿布を使用することで効果を得られます。
腰痛の時に湿布を貼ると効果がありますが、使用時には腰痛の症状に合わせて冷湿布か温湿布を使い分けないといけません。
腰痛の症状を正しく把握しておかないと、かえって腰痛を悪化させるなんて事も有ります。
冷湿布
冷湿布を使った方が良いとされる腰痛は、赤く腫れたり、患部に熱感があったりする急性腰痛に使用すると効果が有ります。
出血を伴わない多くの炎症には冷たい湿布を貼る事が多いと思います。
打撲や捻挫などの急激な炎症を起こしている場合は最初の3日間は15分~20分患部を氷で冷やした後、炎症が起こって5日から7日の間に湿布を使用すると有用とされています。
(氷で冷やすのと冷湿布を貼るのは同じではありません)
冷たい湿布は冷たく感じる成分が含まれているだけで、患部を冷やす効果はほとんどありません。
湿布はあくまで炎症を抑える貼り薬だと考えた方が良いです。
慢性的な腰痛や患部を触っても感覚がないような場合、冷湿布は使いません。
また、痛みを強く感じてる場合は氷で冷やす方が効果的です。
氷で3日くらい患部を冷やして、痛みが散ってから冷湿布を貼るのが効果的です。
神経やストレスから発症してしまった腰痛や筋肉が固まってこっている状態の時も、冷湿布は適さないので使用しません。
温湿布
温湿布を使った方が良いとされる場合は冷湿布とは逆に、慢性的な腰痛や血行不良の改善や筋肉をほぐすといった症状に効果があるとされています。
患部を触った時に炎症を起こしているような熱感を感じず、患部を動かすと筋肉の疲労で痛みを感じる場合にも温湿布を使用します。
皮膚に温感を与える成分が配合されていますので、患部の血管を拡張したり、患部を温める効果で固まった筋肉をほぐしてくれたりします。
但し、温湿布は皮膚がかぶれやすいので注意が必要です。
分かりやすく言えば、お風呂に入って痛みが緩和する腰痛の場合は「温湿布」が適していると言えます。
●肌がかぶれてしまう
湿布を長く使用したり、敏感肌で湿布を少し使用しただけで肌がかぶれてしまう人もいます。
湿布の効果は5~6時間程度です。夜に寝る時に貼った湿布は朝には取り除いた方が良いですが、長く貼り過ぎるとかぶれの原因になります。
あまりかぶれる場合は、ガーゼの上から湿布を貼るとかぶれの予防になります。
直接肌に貼らなくても湿布の効果は十分期待できます。
かぶれやすい人はガーゼをしていても湿布の成分が皮膚に残っているかも知れないので、湿布をはがした後にぬるま湯で皮膚洗うことをオススメしています。
治療院で良く行う方法は、包帯を薄く巻いた上から湿布をする方法です。
特に湿布の貼り難い関節部は、包帯の間に湿布を入れることでかぶれを防止出来ます。(湿布もはがれにくくなるので効果的です)
●腰痛を繰り返さないためには運動が必要です!
もちろん湿布も腰痛に効果的ですが、湿布だけに頼る事は出来ません。
腰痛を怖がってなかなか運動に踏み出すには勇気がいる人も多いですが、腰痛の再発予防はやはり運動が良いとされています。
過激な運動ではなく、体操やストレッチといった固まった筋肉ほぐすことから始めるのがオススメです。
腰痛で体を動かさないと、どんどん筋力が低下します。痛みが落ち着いたら、筋力アップのためにも運動をすることが必要です。
腰痛のストレッチや筋力トレーニングなどは過去の記事を参考にして下さい。
きっと自分に合った運動が見つかると思います。
◆最後に◆
鍼、灸、ツボ押し、マッサージは体のバランスを整え、健康に向かわせる力があります。
鍼の形状や、お灸の品質も上がり、熟練した技術があれば痛みや跡が残るなどという事もありません。
小さな前兆を見逃さず、早いうちに病気の予見をして身心のバランスを整え、毎日を健康に過ごすことができます。
あなたの健康で豊かな暮らしを当院が全力でサポートいたします。
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